こんにちは!「ネットオフィスで働くテレワーカーたちのブログ」編集スタッフのれんです。
僕が住む札幌で、今、ちょっとした論争が起きています。テーマは、街路樹。もうすぐ地下通路が完成する駅前通りで、その工事のために「一時撤去していた木を元に戻すかどうか」が議論になっているのです。その木の名前はニセアカシア。えっ?ニセ?そう……北原白秋の「この道」や、石原裕次郎の「恋の街札幌」に出てくる「アカシア」は、実はニセモノだったのです。どうしてこんなことになってしまったのかは、よく分かりません。
これだけでも少々皮肉な話ですが、論争のテーマは、名前ではありません。明治初期に北海道に持ち込まれたニセアカシアは、今ごろになって、繁殖力が強く生態系に悪影響があるからという理由で、環境省から「要注意外来生物」に指定されてしまったのです。「そんな木をわざわざ街路樹として植え直すのはいかがなものか」という主張もあれば、「いやいや、札幌のシンボルなんだからやっぱり駅前通りには必要だ」という意見も。なかなか難しい話です。
考えてみれば、北海道は明治の開拓初期から、さまざまな目的で、いろいろなモノが外から持ち込まれました。ホルスタインやサラブレッドなんて、もともとの北海道に居たはずはありません。木や花も、ずいぶん入ってきています。札幌のイメージ作りに役立っているポプラやライラックも、そもそもは外来種なのですから。
三浦綾子さんの小説「氷点」の舞台として有名になった旭川の「見本林」は、正式には「外国樹種見本林」といい、北海道で外国産の木が育つかどうかを見極めるために作られました。つまり、ここの木は全て外来種、ということになります。
ちなみに、かつては北海道には居ない、とされてきたゴキブリ。最近は、けっこう見かけます。こいつら(失礼!)こそある意味で、要注意外来生物かも。
まあこうして見ると、この街路樹論争、そう簡単に結論は出せないような気がします。いずれにしても、僕自身は、初夏に咲くニセ?アカシアの白い花、大好きです。
タグ: テレワーカーのコラム , 北海道 , 社会 , 自然
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