こんにちは!「ネットオフィスで働くテレワーカーたちのブログ」編集スタッフのれんです。
「音楽は世界の共通語」と言われますが、その実例を1つご紹介しましょう。
今から20年ほど前。舞台は、インド洋に浮かぶ2,000もの小さな島でできた国、モルディブです。僕が行ったのは1周歩いて5分のボリフシ島。この島にあるのは、20室の素朴なホテル、メニューがないレストラン、そして、砂浜にイスとカウンターを置いて屋根を付けただけのバーのみ。なので、夜はそのバーにみんな集まってきます。ほかにすることがないから。
それは僕が到着して2晩目のことでした。初めてバーに行くと、そこに居たのは15人ほどのゲスト。フランス語、ドイツ語、イタリア語などを母国語とするヨーロッパからの旅行客ばかりでした。ところが僕が話せるのは、つたない英語のみ。そこで昼間一緒だったダイビングガイドが、「れんが来たから、ここからはみんな英語で話そう」と全員に声をかけてくれたのです。そして、ぎこちない会話がスタート。
年齢もバラバラで、恐らく60代と思われるカップルや20代の若者もいました。ちなみにダイビングガイドは、ウィーン出身。金髪が美しい、今で言うイケメン君。やがて今ひとつ弾まない会話の雰囲気を察したのか、彼はギターを取り出してきました。そして、ゲストを集めて即席のライブが始まったのです。
想像してみてください。国籍も年齢もバラバラのグループ。伴奏はギター1本。みんなで楽しめる音楽なんてある?と思った瞬間、耳に入ってきたのは、よく知っているメロディー……それは「イエスタディ」でした。すると一瞬の間があって、みんなが口ずさみ始めたのです。それからは「ミッシェル」「レット・イット・ビー」などなど、ひたすらビートルズメドレー。不思議なもので、ビートルズって歌詞はうろ覚えでも何となく歌えたりするのです。
その日を境にみんなと仲良くなっていった僕。まさに音楽が取り持ってくれたコミュニケーションです。日本人としては長めの10日間を過ごしましたが、ほかのみなさんはヨーロッパから来ただけにロングバケーション。帰るときはほとんどのゲストがまだ滞在中で、名残惜しそうに見送ってくれました。
インド洋の美しい海と、怖くなるほどの星空に広がっていったビートルズメロディー……今も、忘れられない音楽です。
タグ: テレワーカーのコラム , 旅行
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